• 谷塾
  • 谷塾オフィシャルホームページスポーツトレーニングアドバイスサイト
  • facebook
  • ブログ

活動報告

足の振りを速くするためには

2014/09/30

<質問>
足の振りを速くするには、どこの筋肉をつければいいですか?

<回答>
この質問を投げかけてくるということは、速いボールが蹴れない、遠くにボールが飛ばない、といった悩みを持っているということだと思います。

足を振るためだけに必要な筋肉は、『股関節を屈曲させる腸腰筋と膝を進展させる大腿四頭筋』という回答になりますが、速いボールを蹴る、遠くにボールを飛ばすためとなると、『全身を弓のようにしならせ、ムチ打つようにボールにコンタクトする』ために全身の筋肉を連動性させることが必要、という回答になります。

IMG_1490

この感覚なくしては、いくら部分的な筋肉を鍛えても、むしろ力みが強くなり、無駄なエネルギーを使うばかりでボールのスピードは上がらないからです。中学高校年代で筋力的な発達を待つ段階であれば、まずは蹴る前にフーっと息を吐いて、力まずムチのように全身を使ってボールを蹴れるようにトレーニングしてみてください。この動きを身に付けることが先決で、その後は発達してくる筋力と共にボールのスピードは上がり、飛距離も伸びてきます。鋭いシュートを打つ選手、素晴らしいサイドチェンジをする選手達の身体の使い方を観察してイメージを作ってみてください。

FIFAƒ[ƒ‹ƒhƒJƒbƒv/FIFA World Cup

私も世界的なキックの名手と言われる選手と一時期を過ごし、彼の筋力も測定しましたが、むしろ筋力的には日本人選手の方が強かったです。ただ、全身のしなりからの腰→膝→足首の各関節の加速はムチのようにしなやかでした。その身体で、日本人には蹴れない、ものすごいボールを蹴っていました。今は思ったようなスピードのボールが蹴れなくても、焦らずにまずはベースとなる動きを身に付けることが、最終的に飛距離のあるスピードボールを蹴れるようになるための近道になりますよ!

 

谷塾について

谷塾ではトレーニングやコンディショニングを実践的に、分かりやすく、お伝えしていきます。

トレーニング論

コラム

TANI LADDER
現場での要求をみたすために、自らの創意工夫によって作り出した
トレーニングツールです。

▼野球専用トレーニングキット
「タニラダー for BASEBALL」

▼ラダートレーニングの決定版
『タニラダー』紹介映像

▼タニラダー講習会イメージ

▼切り返しやドリブルが速くなる!
タニラダーアドバンスドセット新登場【タニラダー】