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障害を抱えたトップ・アスリート

先日行われた東京マラソン。その車椅子部門で優勝した洞ノ上浩太(ほきのうえ こうた)氏。昨年2014年にはベルリンマラソンでも優勝という成績を収めた世界と戦う選手の一人である。

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彼との直接的な面識はないが、洞ノ上さんのトレーニング・コーチを勤める荻原氏が、タニラダーのインストラクターということもあり、彼のトレーニングに対する考え方や取り組みの姿勢の話を良く聞かせてもらっていた。

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その頃は、トップトップまで後一歩に、もがき苦しむ様が伝わってきていたが、その熱はヒシヒシと感じていた。様々な困難を乗り越えて、金メダル獲得が続いている。

洞ノ上さんに関して、荻原氏に聞いてみた。

「僕が洞ノ上さんの一番凄いと思うところは、決めた事を必ずやりきるところです。決めた事を何があろうとやりきります。その意思の強さはこれまで見てきた選手の比べものになりません。」

「トレーニングは常に考えて取り組んでいますし、飽きがこないように工夫もしてます。新しいトレーニングも先入観なしに、まずは試してみて自分に合ってなければやめる、という柔軟な考え方と取捨選択する能力も持ち合わせています。」

「強くなる選手の条件を全て持っているように思います。」

世界と戦う中で結果を残す選手の一面を垣間見させてもらった。彼はカテゴリーの枠を越えて間違いなくトップトップのアスリートの一人である。

荻原氏のコメントが続く。

「障害者スポーツについては、東京オリンピック・パラリンビックを成功させる為にも、同一競技間、他競技、健常者、障害者の垣根をなくして情報を共有し、個人では限界があるので、チーム日本として世界と戦える競技力の向上を目指せていけたらと思っています。また、海外の情報を収集出来れば新しい発想で色々なトレーニング方法を考え出せると思います。

まだまだ世間に障害者スポーツが認知されていないので知ってもらう、見てもらう努力も続けていかなければと思っています。」

彼の活躍をもっともっと多くの人が知る機会があってよいと思うし、そのことによって健常者、障害者の枠を越えて、多くの人々がエネルギーを共有出来たらと思う。

彼や彼を取り巻くスタッフ、関係者の皆さんのエネルギーと、それを共有して感じた側のエネルギーが相乗効果で新たなムーブメントが起こってくることを願わずにはいられません。

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余談になりますが、チーム競技に携わっている者としては、彼らのような個人競技のトップアスリートのメンタリティには頭が下がる思いで一杯です・・

 

 

 

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