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疲労度と痛みの共有

今回のコラムは「疲労度と痛みの共有」について。

先日、この問題に関する記事が、地元紙の山梨日日新聞に掲載されたので、コラムでも触れてみたいと思います。

良いコンディションで試合当日を迎えるためには、日々の疲労度や傷んでいる箇所の状態の把握が必要になります。

しかし、これが結構難しい問題。

よくある指導者と選手の会話。

指導者「疲れているか?」

選手「大丈夫です」

指導者「本当か?」

選手「ちょっとだけ・・」

この「ちょっとだけ」とは?

痛みに関しても同様で、

指導者「痛むか?」

選手「大丈夫です」

指導者「全然痛くないのか?」

選手「いや、少しだけ・・」

この「少しだけ」とは?

このような会話で、実際の疲労度や痛みのレベルを把握することは困難かと思います。

そして、疲労を抱えたまま試合当日を迎え、思い通りのプレーができず・・

痛みを我慢してプレーすれば、思い通りのプレーができないばかりでなく、中長期の離脱を余儀なくされる怪我に至ることも多々あるかと。

このような状況を避けるためにも、実際の疲労度や痛みのレベルを把握したいところです。

しかし、言葉のやりとりでの把握は困難。

我々は、疲労度は数値で表してもらい、痛みのレベルは色で表現してもらっています。

自チームでは「CLIMB DB」というアプリを使っています。

疲労度は数値で、

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痛みのレベルは色で表現。痛みが強いほど「赤色」が濃くなります。

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痛みが和らぐほど「白色」に近づいていきます。

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このようにトレーニング前に状態を共有することによって、その日のトレーニングに反映していくことができます。そして、試合の日に疲労を持ち越さないように、また、中長期の怪我に至るリスクを軽減させるために、監督含めスタッフで調整していきます。

※ただし、試合が近づけば近づくほど、疲労度の高い選手はメンバー選考に影響するのではないかと、監督には知られたくないという心理が働きます。しかし、フィジカルコーチやメディカルスタッフは本当のところを把握したい。ということで、フィジカルコーチとトレーナーのみが見れるようにしてあり、我々のフィルターを通して、監督を含めたテクニカルスタッフと調整する旨を選手達には伝えてあります。

疲労や痛みの感じ方には個人差がありますが、継続してデータを蓄積していくことにより、個別での比較が可能になります。

今回はアプリを使っての把握法をご紹介いたしましたが、なんらかの手法で、状態を把握することができたら、指導者及び選手の双方にとって有意義である、つまりチームにとって良い状況を作り出せていけると考えています。

なぜなら、選手たちは「大丈夫です」という言葉を頻繁に使わなければならない環境下に置かれていることが多いのではないかと感じているからです。

良いチーム運営のために、ご参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

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